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もうiOSのカメラアプリは「Lightroom」意外考えられない

2017/02/08

Adobe Lightroom

Adobe Lightroomは、写真現像、管理ソフトとして近年Adobeが力を入れて開発している製品です。写真を現像、管理するのに適した様々な機能が内蔵されており、管理人今村も公私共に多用しています。

LightroomにはiOS,Androidアプリもあり、AdobeCCアカウントとの連携で写真をクラウド共有出来たりと、いままでも便利で強力な機能が多かったのですが、iOS10のアップデートに伴い、さらに大幅にパワーアップしています。

iOS10でDNG/RAW撮影が可能に

iOS10のアップデートに伴い、モバイル版のLightroomがDNG形式のRAW撮影、編集に対応しました。

RAW撮影とは。

私たちが普段目にするデジタル画像は、ほぼ全て圧縮されています。それはiPhoneで撮影した写真でも例外ではありません。JPEGやPNGと言ったファイル形式は原理的には全て圧縮された画像です。つまり元々撮影によって得られた画像データを、人間が気にならない程度情報量を減らしてファイルを軽量化しています。

なぜそんなことをするかというと、カメラが撮影した生のデータ=RAWデータというのはとてもファイルサイズが大きいのです。全ての写真をRAWでやりとりしていると、データが重すぎてWEBもメールもLineもできません。圧縮ファイルというのはざっくり、そういった理由から普及しています。

いままで、iPhoneの純正アプリも含めて全ての写真アプリは、撮影によって得られたデータをJpeg形式で圧縮し、我々ユーザーはその圧縮画像を見ていました。
今回のアップデータでは、Adobe Lightroomのアプリ内でRAW撮影・編集が出来るようになった、というものです。

RAWで撮れると何がいいのか

ファイルを圧縮したからといって、写真の質が著しく低下するということはありません。多くの場合、RAWデータも圧縮データも人間の目ではあまり判別できません。

しかしそれは、「人間が目で見る」場合に限ります。

昨今はInstagramに代表されるように写真にフィルターなどをかけて加工することがスマホでも一般的になりました。つまり誰もが写真を「編集」しているわけです。そしてこれはまさに、デジタル写真における「現像」と全く同じ作業なのです。

RAW撮影は、この「編集」や「現像」の作業において大きな影響を発揮します。

RAWとはカメラの撮像素子が捉えた全ての情報を記録したものです。対して圧縮ファイルは似た色をまとめたり、解像度を落としても輪郭がシャープに見えるようにするといった、「人間の目と脳」の働きを利用してファイルサイズを小さくしています。

この2つはそもそもの情報量が圧倒的に違います。そのため、それぞれを「編集」しようとした場合、圧縮ファイルのほうは編集に対して情報量がたりず、自然な調整が実現できないことがあります。

ざっくりいうと、JPEGファイルは編集すると汚くなるんです。

もう少し細かく言うと、全く同じ条件で撮影したRAWデータとJPEGデータそれぞれを同じように編集した場合、RAWデータのほうが仕上がりが綺麗になります。

RAWのほうが情報量が多く、編集効果を満遍なく反映することができます。しかしJPEGはファイルサイズ軽量化のために、「既に細部の情報が失われている」状態なので、編集効果の反映のされ方はRAWと比較して荒くなってしまうのです。

Lightroom RAW撮影に対応している機種

LightroomのRAW撮影は対応機種が限られています。対応しているのはiPhone6s ,6S plus, SE, 7,7Plus とiPad Proの9.7インチモデルになります。

実際に撮り比べてみた

アプリで撮影した画像

Raw compare

こちらは純正アプリで撮影したものと、Lightroomアプリで撮影したものをJPEGで書き出したもの。この時点では大きな違いは見られない。どちらかと言えばiPhoneで撮影したもののほうが色と明るさの補正がキレイに見える。

Lightroomで編集したもの

Edited compare

こちらは双方をLightroom Mobileのアプリで編集したもの。LightroomはRAWで撮影したものを編集、書き出している。iPhoneは撮影したものをアプリに取り込んで編集している。Lightroomのほうはデフォルトでホワイトバランスと色温度に修正やかかっているので厳密な比較は出来ないが、編集内容は以下で統一。

temperature 7000K
Exposure + 1.02

Contrast +9

Highlight -19

Shadow +33

White +13

Black -14

Clarity +28

Saturation +4

Dehaze +50

iPhoneのほうはフィルターがかかったように全体的に黄色味がかかっていて、ディテールが潰れて閉まっている感じ。Lightroomのほうが、より自然な修正を感じさせる。色がぱりっとしていて、補正にディテールが引っ張られておらず、ナチュラルな仕上がりに見える。

結論:カメラアプリはLightroom

好みの問題もあるだろうが、編集後の写真としての出来栄えは目をみはるものがある。
逆に純粋なアプリの自動補正という意味では、純正アプリにアドヴァンテージがあるかもしれない。

少なくとも物撮りやSNSにアップロードする用の「作品」としての写真はLightroomで撮影することを強くオススメしたい。

Lightroom Raw Picture + Lightroom Raw Edit + Instagram Filter (Slumber)

Kent Imamuraさん(@imamurider)が投稿した写真 -

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